ニトリ製とIKEA製のベッドは解体や組み立てが難しいことから、引越しでは敬遠されがちですが、本当のところはどうなのかを見ていきましょう!

 

 

 

  一社目の、ニトリは日本企業ということもありベッドの組み立てに丁寧な説明書が付属しています。

 

しかし、IKEAの場合には組み立てと解体が難しいといった声が多いことも事実です。

(特に解体・組み立てが難しいのは多くのパーツを用いる、すのこタイプのベッドです。)

一つ一つのパーツを手作業によって繋ぎ止めていく必要があるため、その分だけ作業中に事故が起こる危険性を高めてしまいます。

 

ニトリ製ベッドの組み立てや解体は簡単?

 

まず、ニトリの組み立て式ベッドの場合だと、必要なネジの他にレンチが付属しているため、ご家庭で別途用意すべき工具はドライバーのみで問題ありません。

 

 

説明書には絵図の他に説明が記載されているため、順序通りに組み立てを行えば1~2時間程度でベッドが完成します。

 

 

組み立て解体時のポイント

  • 解体する際にはパーツを無くさぬように注意し、
  • ネジを外す前に携帯電話やデジカメでそれぞれのパーツを撮影し、

組み立て後の正しい状態をいつでも確認できるように準備を整えておきましょう。

 

 

IKEA製ベッドの組み立てや解体は難しい?

IKEA製のベッドを組み立て・解体する場合も基本はニトリ製ベッドと同様の方法です。

 

 

しかし、IKEAが採用するネジは特殊な規格になっており、通常のプラスドライバーを使用すると思うようにネジを締めることが出来ません。

 

IKEAではポジドライブと呼ばれる規格のネジを使用しているため、事前にホームセンター等でポジドライブに対応するドライバーを購入する必要性があります。

 

ニトリやIKEAに直接依頼は出来る?

 

また、ニトリ・IKEAの双方でベッドの組み立てサービスを実施しています。

 

 

しかし、これはあくまでも新品のベッドを購入した際に受けられるサービスであり、引越しに伴う解体や新居での組み立てには非対応です。

 

もしも、作業で故障してしまった場合には?

 

 

もしも、組み立て途中に破損が生じてしまった場合には、ニトリ・IKEA共に購入から半年以内かつ未使用な状態であれば破損した個所の部品を交換することが可能です。

 

 

購入した日時を示す領収書は家具の完成まで大切に保管し、万一の際に保証を受けるべく備えておきましょう。

 

引越し業者によっては拒否される事も!

引越し未経験の方には知られていませんが、ニトリやIKEA製のベッドは大手の引越し業者からでも敬遠されやすく、運搬を拒否されてしまう可能性も高い家具です。

 

引越しの搬出・搬入経路において、そのままの状態ではベッドがドアや廊下を通ることが出来ず、引越し前に分解して新居で組み立て直すという作業を実施するケースが大半を占めています。

 

が、上述通りニトリやIKEA製ベッドの場合には一度組み立てた後に解体することが大変難しいという問題を抱えています。

 

そのため、後々のトラブルを避けるためにニトリ製・IKEA製ベッドを「運搬不可能」あるいは「保障の対象外」として取り扱う引越し業者が非常に多いのです。

 

 

特に簡易的なベッドの場合には、組み立てを行う際にネジの他に工作用の接着剤を用いてベッドを組み立てることもあります。

しかもIKEA製ベッドはデザイン性を重視する傾向にあり、パーツの種類が多く、複雑な設計になっていることも少なくありません。

 

そのようなベッドは解体・組み立て中に破損してしまう確率が高く、しかも組み立て直すことが困難になるため、引越し業者にとって極めて難しい家具の存在になっています。

 

じゃあ、どうするの?

 

運搬が出来る引越し業者を探してみましょう!

 

したがって解体・組み立てが出来る引越し業者、あるいは地域の便利屋を探してみましょう!

ベッドの引越し料金比較と併せて、運搬可能な業者を【一括で探す】にはこちら

 

 

一例として、「職人引越センター」はIKEA家具の分解と再組立てをサービス内容に含んだ「イケア引越しパック」を提供しています。

 

万一分解・組み立ての最中に部品の破損等の事故が発生した場合にも代替品を使用した修理の補償を受けられます。

 

作業料金は通常の引越し料金に加えて分解・再組立てにそれぞれ13,000円の追加料金が発生します。

 

便利屋にベッドの解体・再組立てを依頼する場合には、1時間あたり5,000円前後の作業料金を相場として考えておきましょう。
(便利屋さんは各社への確認が必要です。)

 

どうしても解体することが不可能だった場合には、補償を受けることは出来ませんが、引越し業者と協議を重ね、完成した状態のままで新居への運搬を依頼すると良いでしょう。